今日はセラピストとして生きることについて考えてみます。
セラピストとは …寄り添いの意識のもとに…
治療家と表現されることもありますが、治療家は相手をコントロールしようとはしません。
まずは、相手の状態をよく見て観察し、感じ、現状を把握します。
そのうえで必要な治療を施しますが
その治療は、相手になじむ場合もあれば
反発されることもあるということを念頭に置いておかなければなりません。
こういう治療法がありますけどどうですか?試してみますか?と伺い
患者さん本人の意思や決定があってこそ、
状態は変容していくのだろうと思うのです。
いかなるときも
自分がしてあげているという意識で施すのではなく
相手が在ること、欲すること、選択すること、体験していくことに寄り添う存在であること。
寄り添う意識でおこなうことの
必要なサポートの1つとして”施す”があるのだと思います。
わたしたち(治療をうける側)は
いつも能動的であってよいのです。
むしろ、能動的であることが自然な生き方なのです。
セラピストや治療者は、その能動性をサポートする存在でありたいと思っているのです。