今日は
前に働いていた介護の現場のお話を。。。
時間管理が苦手だったり
やることの優先順位をつけるのが
苦手なわたしにとっては
介護現場の時間の流れについていくのは
なかなか辛かったです。
ただ、
わたしの苦手とは関係なく
介護現場で働いている人は
時間のなかで
必要な業務をこなすことは
誰しも大変だと感じているんじゃないかなって思います。
利用者さん、入居者さんを思えばこそ
辛い状況。
きっと、いろいろと
感じていると思います。
介護現場での職員の思い‥
時間内に
お世話しなければならない人数が決まってて
ある程度上手に区切りつけて
次の方の御世話に伺わなければいけない。
どんどんお世話していかないと
入居者さんに
最低限のケアさえ行きわたらなくなる現実。
ココロの中では、
入居者さんは
もっともっと、
お話していたいんじゃないかなーとか。
わたしも、
もっともっと、
お話聞いていたかったなあーとか。
本当は、もう少しゆっくり
お風呂に
入っていたいんじゃないかなーとか。
今、そばにいてあげたら
それだけで安心できて
繰り返し訴えたり、
落ち着かないこととか
少しは緩和してあげられるのになーとか。
いつも感じながら、働いていました。
でも、時間と職員人数は限られていて
ずっとついてあげることはできない状況。
広い視野でみて
ある程度のところで
妥協してもらうようなケしかできなくて。
新卒で入ったわたしにはきつかったなあ…。
で、正直、ずっときつかったです…。
介護者が感じていた想いは入居者さんの想い
今、振り返って思うことは
わたしが感じていたきつさは
入居者さんや利用者さんが
感じていた
きつさだったんだろうなってこと…(:_;)
日本という国の
社会福祉の在り方の
限界や冷たさを
ダイレクトに感じていたんですね。
わたしも。利用者さんも。入居者さんも。
もっと、もっと、
国の社会福祉に使われる予算が多くなって
もっと、もっと、
ゆったりとした時間の中で
御世話できるような環境になってほしい。
ゆったりとした空間で
すごしてもらえるような
環境になってほしいなあ。
せつに、せつに、感じます。
なかなか
そのあたりが上手にできなかった
わたしでしたが
お仕事自体は楽しかったんです♡
何が楽しかったかというと
(楽しかったというと
語弊があるかもしれませんが…。)
認知症の方と接しているときが
特に楽しくて無我夢中で働きました。
特養で出逢った、笑顔が素敵な入居者さん。
重度の認知症だったけど
体は元気で笑顔が素敵で。
そして、
本当に優しい!
不安でいっぱいになると
同じことを何度も繰り返し、言い、叫び、
助けを求めてさまようんだけれども。
でも、そばに行き
手を握ると
そのあったかい手に刻まれたしわは
本当に一生けん命
いっぱい働いた手で。
その表情からは
人が大好きだということが伝わってくる。
その方との出逢いから
認知症の方には
その方のペースを大切にして
過ごしてもらうことが
大切さだと知りました。
そして
ひとりひとりのペースを
大切にして過ごしていただく
グループホームという施設を知り
わたしは
認知症の方のグループホームで働くことを
決意したのでした。
認知症の方と
グループホームで過ごした時間は
今のお仕事や子育てに共通する
大切な学びを得ることができました。
1番大切なことは
寄り添うこと…
それは、
今の私にとっても
とっても大切な
キーワードになっているのです☆